今日放送の、
「教科書にのせたい!」“ナゾを科学で解明SP”で、
「明日にでも氷河期がやってくる!?」
という話をしていた。
日本の平均気温は、
ここ100年で1.15℃上昇、海水温も1.3℃上昇し、
温暖化が進行している証拠と言われているが、
今危険なのは、
逆の自然現象だというのが、
広島大学准教授「長沼毅」先生....
その自然現象が「氷河期」で、
明日にでもやって来るかも知れないとか....
氷河期といっても、
地球全体を氷で覆ってしまうものではなく、
「ミニ氷河期」と呼ばれるもので、
北極、南極に氷が増え、
局地的に気温が下がる期間が、
20年~100年続く寒い時代で、
ここ1000年の間に、
5回訪れていることが確認されているそうだ。
【ミニ氷河期が起こる証拠】
①太陽の黒点の数
黒点が多いと、太陽の活動が強く、
黒点が少ないと、太陽の活動が弱いが、
今、黒点が少ないので、
太陽の活動が弱まっていて、
過去、ミニ氷河期が訪れた時は、
太陽の黒点が少なかったそうだ。
太陽は、磁場を放っていて、
宇宙からの有害物質を防いでいるが、
太陽の活動が弱くなると、有害物質が降り注ぎ、
大量の雲が発生、
太陽の光を遮断して、
地球が冷えてしまうそうだ。
②太陽の黒点周期の変化
太陽の黒点の数は、増えたり減ったりしていて、
11年周期が普通だが、
その周期が長くなっているそうだ。
③太陽の磁場の変化
太陽の磁場は、南北に正と負の極があり、
2重極構造だが、
4重極構造になる現象が確認されたそうだ。
②③の現象は、
過去1000年に訪れた、
「ミニ氷河期」の始まりに似ているそうだ。
【ミニ氷河期が訪れたら】
東京の最高気温が、
夏でも20℃と札幌並みの気候になり、
東京以北ではさらに気温が下がり、
稲作は壊滅状態で食料不足に、
暖房などのエネルギー消費量が増加し、
生活の根本から変える事態になるそうだ。
寒くなる兆候が見えたら、
できるだけ先手を打ち、
食料やエネルギーの、
安全保障を考える必要があるようだ。
【宇宙天気情報】
「SWC宇宙天気情報センター」黒点情報
↓
http://swc.nict.go.jp/sunspot/